道路ふれあい月間に一斉清掃

道路脇のごみを拾う参加者たち

県瀬戸内事務所 140人参加
宇検、瀬戸内5路線で汗

 県大島支庁瀬戸内事務所は15日、「道路ふれあい月間」に合わせ、宇検村、瀬戸内町の県道などで一斉清掃を展開した。参加した職員や建設業協会メンバーら約140人は、県道名瀬瀬戸内線、県道蘇刈古仁屋線など計5路線、6か所に分かれてごみを拾い、道路の美化に汗を流した。

 道路の正しい利用啓発と道路愛護活動の推進が目的。毎年8月の「道路ふれあい月間」に合わせて行っている。

 出発式は、瀬戸内町古仁屋漁港と宇検村総合体育館の2か所で実施。瀬戸内町には、同事務所職員のほか、町職員と瀬戸内建設業協会ら約90人が集まり、宇検村には、村職員と宇検村建友会を含む約50人が参加した。

 出発式では、同事務所の久保稔隆所長(代読)が「今後は観光客も増えていく。奄美の道はきれいだったと思い帰ってもらうことが重要だ」などとあいさつした。

 出発式後は、6か所に分かれて県道と国道の5路線を歩いて清掃。茂みに落ちている空き缶やペットボトル、包装紙などのごみを丁寧に回収した。

 作業を終えた瀬戸内建設業協会事務局の永井健一郎さんは「ごみは年々少なくなっている。世界自然遺産登録などでみんなの意識も高まっているのでは」と汗を拭った。同事務所総務課の長井正彦課長は「多くの協力で道路環境もきれいになった。今後も継続したい」と話した。