知名町糖業振興会総会

総会で今井力夫会長(左)から賞状を受け取る農家(知名町フローラル館)

生産量5万1013㌧見込む
11個人と1団体を表彰

 【沖永良部】2023年度知名町糖業振興会定期総会が18日、同町フローラル館であった。キビ農家や関係機関の職員ら約60人が参加。23/24年期は、生産量5万1013㌧(前期実績4万6196㌧)、生産額12億5211万4千円を見込んでいる。

 会長の今井力夫知名町長は「単収5㌧以上を達成するため、農家への意欲の喚起や水利用に向けた仕組みつくりをしっかりと行っていく必要がある」とあいさつ。表彰伝達では、キビ生産で優秀な成績をあげた11個人と1団体に賞状が贈られた。

 今期の栽培面積は、7月1日現在で1001・80㌶(前期収穫面積981・10㌶)、内訳は夏植え154・16㌶、春植え123・62㌶、株出し724・02㌶。10㌃あたりの単収は5・092㌧を見込む。新植夏植え面積は145・79㌶を計画している。

 議案審議では、22年度事業概況報告など7議案を承認。23年度事業計画の重点振興方針は▽生産組織の育成▽適期植え付け・適期適正管理▽土づくりの推進▽品目別経営安定対策への対応―など8項目。総会決議として単収向上や災害に強いキビ作りなど4点を承認した。

 協議後、「知名町における畑かん利用の現状」と「消費税インボイス制度導入による農業者への影響」の2テーマについて講演が行われた。

 被表彰者は次の通り。(敬称略)

 【高生産量農家の部】①園田孝徳(899・2㌧)②福井源乃介(811・9㌧)③神崎兼三(693・4㌧)【高糖度農家の部】①有川董温(16・30度)②村上栄直(16・13度)③勝間行隆(16・06度)【特別表彰の部】▽個人①南哲次郎②栄信一郎③東哲次▽字①黒貫【表彰伝達】▽奄美群島糖業振興会・21/22年期優秀きびづくり農家夏植えの部・優秀 三原利昭(単収11・647㌧)▽農畜産業振興機構・22年度きび生産改善共励会農家の部・優秀賞 園田孝徳