「THE FIRST SLAM DUNK」上映会

映画の上映会会場に入る家族連れら(知名町あしびの郷ちな)

迫力の映像に感動
知名町

 【沖永良部】人気バスケットボール漫画「スラムダンク」のアニメ映画「THE FIRST SLAM DUNK」の上映会が19日、知名町あしびの郷ちなであった。午前1回、午後2回の上映に家族連れら合計517人が来場し、迫力の映像と音を楽しんだ。

 同町商工会青年部が主催。DMM.comグループ(東京)から町に派遣されている地域活性化起業人が映画配給会社と同青年部との仲介役となり、上映が実現した。費用は、町の「にぎわい空間創出支援事業(ふるさと納税)」を活用した。

 上映会では、専用の機材を会場に持ち込み、映画館さながらの環境を整えた。

 午前の回には約196人が来場。会場入り口には、観光物産やポップコーン、映画パンフレットなどの販売ブースが並んだ。

 映画終了後、観客らは「すごく良かった」「面白かったね」と話しながら会場を後にし、近くにいた運営スタッフらにも「(上映会を)やってくれてありがとう」と感謝の言葉を掛けていた。

 知名中1年でバスケットボール部に所属している奥野颯揮さん(12)は「映像や音もすごく良かったし、映画の中の一つ一つのプレーに感動した。映画館のないこの島で上映会してくれて感謝しかない」と話した。

 同町商工会青年部の金城良太郎部長(36)は「大人も子どもも全員が夢中になって見てくれていた。自分もバスケをしていたので、どうしても島の子どもたちに見てほしいという思いで上映会を企画したが、本当にやって良かった」と語った。