優勝の瞬間マウンド上に集まる、壱岐市選抜の選手たち
投手力と堅守で最少得点差守る
離島甲子園 石垣島が準Ⅴ
国土交通大臣杯・第14回全国離島交流中学生野球大会(離島甲子園・同実行委員会主催)の決勝戦が24日、奄美市名瀬の奄美川商球場(名瀬市民球場)であった。投手力と堅守の壱岐市選抜(長崎県)と打力が武器の石垣島ぱいーぐるズ(沖縄県)の対戦。投手戦となった決勝戦は、壱岐市選抜が2、3回に1点ずつを取り、石垣島ぱいーぐるズも4回に1点を返すも、壱岐市選抜は東浜琉壱投手の好投と堅守で1点差を守り切り、2013年(第6回大会)以来10年ぶり3回目のⅤに輝いた。
野球とソフトボールが盛んな、壱岐市内4中学校から選抜、結成されたチームは、合同練習はわずか4回のみで奄美大島に乗り込んできたという。
壱岐市選抜の井本康太主将は「奄美に来てからの練習や試合でチームワークも良くなった」と話し、「ピッチャーを中心に守り勝つチームのスタイルで勝つことができた」と勝因を語った。
辻川圭監督は「大会では東浜琉壱、山内徠惟の2投手が良く投げてくれた。試合に出られなかった選手も、自分たちの役目をしっかりとこなし、一人ひとりがよく頑張った」と選手たちをたたえた。
決勝戦の結果及び順位は次の通り。
◇決勝戦
=奄美川商球場=
石垣島ぱいーぐるズ
0001000 1
011000× 2
壱岐市選抜
[石]高木、横目、前元―新良
[壱]東浜―井本
▽三塁打 井本(壱)▽二塁打 浜田(壱)
【順位】①壱岐市選抜(長崎県)②石垣島ぱいーぐるズ(沖縄県)③瀬戸内町選抜、竹富町選抜(沖縄県)