24時間テレビ、奄美でも募金

名瀬中央通りアーケードで行われた24時間テレビチャリティー募金活動

看護福祉専門学校学生ら呼び掛け、善意募る

KYT鹿児島読売テレビなど日本テレビ系列各局による24時間テレビ「愛は地球を救う」の放送に合わせて、奄美看護福祉専門学校学生会は27日、奄美大島4か所で恒例のチャリティー募金活動を展開した。学生や職員ら32人が街頭に立ち、通行人や買い物客に募金への協力を呼び掛けた。

「奄美でも募金活動を」と同会ローターアクトクラブの学生の発案で1998年に開始。25年間で集まった善意は1000万円を超えているという。

今年は、奄美市名瀬にある同校、TSUTAYA名瀬店、名瀬中央通りアーケード、Aコープ瀬戸内店の4会場で実施。学生らが24時間テレビのチャリティーTシャツを着用し、来場者の寄付を受け付けた。

名瀬中央通りアーケードでは、学生や職員、高校生ボランティア4人がロゴマークの入った募金箱などを手に、道行く人に声掛け。うちわや貯金箱のグッズを手渡しながら、「募金お願いします」と協力を求めた。

看護学科1年の福村彩華さん(18)は「私でも困っている人の役に立てると思うとうれしい。多くの善意にありがとうと言いたい。みんなが募金を通してチャリティーについて考える機会にもなれば」と笑顔だった。

寄せられた募金は、KYT鹿児島読売テレビを通して日本テレビに送られ、福祉、環境、災害復興に活用されるという。