選手を代表して決意を述べた秋葉選手
「県代表の誇りを胸に」地元国体での活躍誓う
【鹿児島】特別国民体育大会(燃ゆる感動かごしま国体)の鹿児島県選手団の結団式が29日、鹿児島市の川商ホールであり、全競技の選手団、役員らが一堂に会して目前に迫った地元国体に向けての士気を高めた。
かごしま国体は10月7日から17日まで(会期前実施競技は9月16―24日)、県内各市町村を舞台に熱戦が繰り広げられる。正式競技37、特別競技1、公開競技5、デモンストレーション36の競技があり、奄美群島でも正式競技の相撲が奄美市、トライアスロンが天城町で実施される。県選手団は正式37、特別1の38競技に選手838人、監督101人、本部役員49人の988人が参加する。
結団式では団旗が旗手を務める桑水流裕策選手に、監督証・選手証が水球少年男子の櫨山智己選手に授与された。
団長である塩田康一知事が「2020年の中止から3年、佐賀や滋賀など後催県の理解協力で51年ぶりとなる地元国体が実現できた。コロナ禍からの再生と飛躍の象徴として希望に満ちた大会となるよう、選手の皆さんの活躍を期待したい」とあいさつした。
選手を代表し、なぎなた成年女子の秋葉笑里選手が「県代表の誇りを胸に、応援してくれた人たち、支えてくれた人たちへの恩返しを込めて、天皇杯、皇后杯獲得を目指す」と決意を述べた。最後に全員で「頑張ろう」を三唱し、本大会での活躍を誓った。