久場久寿クが日本道路協会表彰

新川支庁長から表彰状を伝達される上原さん(左)

大島支庁で伝達式
県道沿い定期的に美化

道路愛護活動への貢献が顕著だとして、龍郷町の久場久寿(くばくじゅう)クラブ(岩﨑サダ子会長、会員22人)が、日本道路協会の2023年度道路功労者表彰を受賞した。30日は奄美市名瀬の県大島支庁で伝達表彰式があり、新川康枝支庁長から表彰状が手渡されるなど、長年の功績がたたえられた。

表彰は「道路ふれあい月間」(8月)の関連行事の一環。同クラブは、65歳以上の久場集落住民が集まり1998年に発足。県が支援するふるさとの道サポート推進事業を活用し、集落を通る県道名瀬竜郷線(約200㍍)沿いでの環境美化活動に定期的に取り組んできた。

今年度は県内で3団体が受賞。奄美群島の受賞は同クラブのみで、道路沿いでの清掃や除草、植栽といった9年間の取り組みが評価された。

伝達式には、クラブを代表して上原勇希さん(48)が来庁。新川支庁長が表彰状と記念品を伝達し「日頃からの尽力に心から感謝している。今後も体に気をつけて継続してほしい」と感謝した。

同クラブでは今後、かごしま国体に向けた同花壇での新たな植栽なども計画している。上原さんは「長年の活動がこのような形で評価されて励みになる。(ドライバーが気持ちよく道路を通行してもらうために)少しでも力になれれば」と話した。