沖永良部花き専門農協総会

今年度の事業計画などを承認した沖永良部花き専門農協の総会(6日、和泊町)

スマートフラワーの販売促進
出荷本数2164万本、販売金額12億4510万円目指す

 【沖永良部】沖永良部花き専門農業協同組合(三島生康組合長、組合員135人)の第15回通常総会が6日、和泊町防災拠点施設やすらぎ館であり、2023年度の事業計画など5議案を承認した。今期は出荷本数2164万本、販売金額12億4510万円を目指す。

 花農家や関係機関の職員ら約70人が出席。三島組合長は「異常気象や国際情勢が花の生産や輸送、消費動向にまで大きく関わってきている。このような時こそチャンスと捉えて来期に向けた取り組みを推進していきたい」とあいさつし、優秀農家6人を表彰した。

 22年度実績は、出荷本数2202万9千本(前年度比104・1%)で、販売金額は前期を6・3%上回る13億2998万4千円だった。出荷本数の内訳はグラジオラス149万7千本、テッポウユリ62万3千本、プチホルン11万3千本、ソリダゴ581万2千本、スプレーギク1325万5千本、トルコギキョウ26万7千本など。

 今期の事業計画では、キクやソリダゴで取り組んでいる草丈70㌢のスマートフラワーの販売促進のほか、SDGs(持続可能な開発目標)の観点から国際的に進んでいるユリの7034規格(70㌢の3~4輪)やグラジオラスにおいてはミニグラ(バンビーノ)の検討を進めていく。

 役員選任で三島組合長の続投が決定した。

 被表彰者は次の通り。(敬称略)

 【優秀農家】▽グラジオラス部門 久冨純二▽テッポウユリ部門 大榮秀文▽キク部門 亘和也▽ソリダゴ部門 伊集院猛▽洋花部門 池田秀治【功労賞】林實信