運動会に向け八月踊り練習

上級生は歌をリードするチヂンを担当する(9日、名音小体育館)

 

 

保存会が児童に指導
大和村・名音小学校

 

 

 大和村の名音小学校(桑鶴直幸校長、児童19人)は9日、17日に開催予定の「名音小・名音集落合同秋季大運動会」に向け、八月踊りの練習を行った。同集落の八月踊り保存会(國副平剛会長、会員25人)や集落のお年寄りたちが指導にあたった。次第にテンポを上げる踊りに、子どもたちは楽しそうに取り組んでいた。

 國副会長が「地域に伝わる名音にしかない踊りとリズムを教える」と話し、八月踊りの最初の曲として必ず踊られる「ミッシャ」から練習した。上級生の男子児童がチヂンをたたき、下級生は歌詞カードを見ながらの参加となった。

 定番曲だという「イッソ」は、ゆっくりとした歌い出しで始まり、次第にテンポアップしていく曲。男女が交互に歌う掛け合い唄で、円を描き回る踊り手の声や手拍子も調子づいていった。

 6年の福原優衣さん(12)は「太鼓は4年生から始め、できるようになった。歌詞を覚えるのが難しい」と話し、5年の民歩和(ほのか)君(10)は「踊りと太鼓を担当している。覚えるのが大変だが楽しい」と笑顔を見せた。

 國副会長は「子どもたちは覚えるのが早い。これまでの学習発表会でも上手に踊っていて心配していない」と話した。