末永い定住を歓迎

目録を手に森永さん(右)と伊集院村長

大和村・森永さんに新築助成金

村内の住宅新築を支援する、大和村の新築住宅助成金交付式が11日、同村役場村長室であった。森永末広さん(70)が思勝集落に新たな住居を建設。伊集院幼村長が助成金100万円を手渡し、末永い定住を歓迎した。

助成金は村内への定住促進や地域活性化を目的に制定。延べ床面積50平方㍍以上を条件に、新築住宅1件に対し100万円を支給している。

式で伊集院村長は「待ちに待った持ち家を所有された。末永く安心して大和村で過ごしてほしい」とあいさつ。目録を手渡し新居の完成を祝福した。

集落区長を務める森永さんは、役場で勤めた後に定年退職し、現在は妻の照美さん(69)と2人暮らし。生まれ育った親の家が古くなったことから建て直しを決意。新居は木造平屋建てで、森永さんは「ゆっくり余生を過ごそうと、思い切って建てた。(助成は)費用に充てたい」と笑顔で話した。

同制度は村地域活性化定住促進条例に基づくもので、2014年度から現行の100万円に拡充された。以降、今年度の3件を含めて計23件に交付されている。