伊仙町役場新庁舎、24日開庁・一般内覧会

24日に開庁式・内覧会などを経て、25日から業務開始となる伊仙町役場新庁舎

25日業務開始へ

 【徳之島】2021年12月に着工していた伊仙町役場新庁舎(同町伊仙)は第1期工事が完了し、同町議会は14日の最終本会議後、旧庁舎議場の閉場式を実施した。24日午後2時から旧庁舎閉庁式と新庁舎開庁式、一般対象の内覧会も予定している。新庁舎での各種業務は25日午前8時半開始となる。

 同町役場の旧庁舎(鉄筋コンクリート造り一部3階建て)は1963(昭和38)年に建設され築60年。耐震性など安心・安全面から防災拠点機能の弱体化や、車いす利用者などに配慮したバリアフリー面など多くの課題があった。そのため、①開放的で住民に親しまれる庁舎②住民の安心安全の確保③高度情報化社会への対応④環境に配慮した庁舎―などを基本に建設を推進した。

 旧庁舎の南側隣接地に完成した新庁舎本体は、鉄筋コンクリート造り4階建て、延べ床面積3362・6平方㍍。エレベーター1基を設置し、1、2階は住民への各種窓口業務や各事業課、3階は総務課、町長室、教育委員会、4階には町議会議場や選挙管理委員会などを配置する。

 建設総事業費は23億2284万4千円、国の市町村役場機能緊急保全事業債などを活用した。引き続き庁舎本体の多目的ホールの整備や旧庁舎解体撤去、駐車場の整備などを継続し、事業全体の完工予定は来年9月末という。