JOC中学バレー女子 古仁屋中3年・徳永さん

JOC中学バレーの県選抜メンバーに選ばれ意気込みを見せる古仁屋中バレー部3年の徳永さん

レギュラーで「日本一に貢献を」
県選抜入りで意気込み

 大阪市で12月に開かれるJOCジュニアオリンピックカップ・第37回全国都道府県対抗中学バレーボール大会(日本バレーボール協会など主催)女子の県選抜メンバーに古仁屋中3年の徳永涼華さん(15)が選ばれた。女子では奄美群島で唯一メンバー入りを果たした徳永さんは「とてもうれしい。レギュラー入りし、チームが日本一になれるように貢献したい」と意気込む。

 県代表選手を決めるトライアウトは8月に行われ、50人の参加者の中から12人がメンバーに選ばれた。ポジションはサイドアタッカー。リーダー気質あふれる精神力と二段トスから繰り出す得点力を武器に、攻守で柔軟な動きが期待されている。

 バレーは小学3年生から始め、中学生に入って大きく伸びた。今年は部の主将を務め、県大会では3位入賞の原動力となるなどチームをけん引。同部の中條恭顧問(48)も「20年教えているが1、2を争う力。努力を惜しまず、まとめる力もあり全幅の信頼を置いている」と評価する。

 合同練習は今月から始まり、毎週土、日曜日に上鹿。大学チームに胸を借りたり、合宿では県外選抜との強化試合に挑んだりと、ハードな日程の中、実力を磨いていく。

 大会まであと3か月。「(選抜)選手とのコミュニケーションなどまだ課題もあるが、うまい選手のいいところを少しでも吸収し上達していきたい」と徳永さん。「今の自分があるのはこれまで支えてくれたたくさんの人のおかげ。感謝を忘れずいい報告ができれば」と力を込めた。

 競技は男女2部門で、試合は12月26~28日の3日間。女子は大阪市浪速区のエディオンアリーナ大阪(府立体育会館)などで実施。全国48チーム(開催地2チーム)がグループ戦を行い、上位2チームずつが決勝トーナメントで覇を競う。