空の御朱印、奄美5空港でも

奄美空港内売店・BLUESKYで奄美空港の御翔印をPRするふるさとアンバサダーの持木さん

JAL 「御翔印」、16日販売開始
「コンプリート目指して」

 日本航空(JAL)と傘下のJALUXは16日から、国内の空港を巡った証しとなる空の御朱印「御翔印(ごしょういん)」の第3弾を販売する。今回は、奄美群島内の5空港を含む離島計17空港の御翔印を新たに発売。これでJAL就航の国内55空港全てが出そろった形になり、同社は「(全てそろう)コンプリートを目指しながら、それぞれの地域を楽しく旅して」と呼び掛けている。

 御翔印は、空港を拠点にした地域活性化を目的に2022年9月にスタート。第1弾は、羽田や伊丹など11空港を制作し、今年3月には第2弾で27空港を追加。コレクションを収める御翔印帳の販売もあり、売り出し後の各地での評判は好評だという。

 新たに取り扱うのは、奄美大島、喜界、徳之島、沖永良部、与論など離島計17空港分。筆書きなどは社員有志の「ふるさとのわ」が手掛け、空港ごとに異なるデザインが採用されている。

 奄美市笠利町の奄美空港では15日、発売を前に報道陣に公開。奄美空港版の御翔印では、就航する航空機2機に、滑走路や大島紬などをイメージした模様をデザイン。筆入れでは、自然の雄大さや生物多様性に対する思いも込めた。

 ふるさとアンバサダーで客室乗務員の持木絹代さんは「(御翔印は)それぞれの空港・地域の魅力を表している。購入するだけでなく、地域の自然や文化も一緒に体験していって」とPR。奄美大島空港所の大堀馨空港所長は「これを機に、国内はもちろん海外の人など、奄美群島を訪れる人が増えてくれれば」と期待を込めた。

 商品は、空港の各売店などで販売。価格は御翔印350円、御翔印帳2千円(ともに税込み)。今後は、御翔印をテーマにしたツアーやコンプリート達成者に贈る記念品の制作なども計画している。