フォークソングのライブでにぎわう

山元さん手作りの歌詞カードで大合唱もあり、大盛況に終わったライブ(最前列右端が久原さん=提供写真)

渋谷の奄美居酒屋
23日は山形でも開催

 【東京】渋谷区の奄美居酒屋で、「みんなで歌おう!懐かしのフォークソング」と題したライブがあった。満席の店内では、出演者がギターや歌声でおなじみの曲を披露。来店者も大合唱に参加するなど、歌と笑顔があふれる夜となった。

 ライブが行われたのは、JR山手線など渋谷駅からすぐの「六調」。(渋谷区渋谷1の12の24、707渋谷ビル5階)。黒糖焼酎と奄美料理で、出身者や奄美ファンには知られた店。スタッフのシマ唄も評判だ。出演したのは、奄美出身のMartⅰnこと山元順公さん(68)と、しまらっきょこと久原卓也さん(65)の2人。

 同じく奄美出身の店主・惠原睦男さんの発案で毎週月曜の午後9時までを歌好きの人たちに店を開放するという企画による。1970~80年代のフォークソングが大好きな山元さんが、久原さんを誘う形で8月28日に一夜限りのライブが実現した。30人で満席の店内には、懐かしのフォークソングが響き渡り、来店者も大合唱で青春時代に戻ったよう。奄美料理を堪能しながら、黒糖焼酎に酔いしれ、笑顔の花を咲かせていた。

 「60歳代以上には懐かしい曲ばかり。でも何人かいた20歳代も楽しんでいましたね」と振り返った久原さんは、23日には山形県でライブを行う。「旅行で奄美ファンになった女性の帰省に合わせて、音楽好きが山形県金山町に集まるのです」という。当日は、地元の音楽家や久原さんの母校(古仁屋高校)の後輩で、唄者の永井しずのさん(瀬戸内町議)、また東北奄美会会長で元ミュージシャンの里めぐみさんも参加。山形新聞の取材も予定されている。「奄美と山形(金山町)がつながりました。当日は瀬戸内町と古仁屋高校もアピールできれば」と久原さんは期待している。