徳之島食材を扱うレストランで初の商談会

徳之島のドラゴンフルーツの魅力を話す菊池シェフ(円内は料理を解説する同シェフ)

JAあまみ徳之島と3町

 【東京】JAあまみ徳之島事業本部と天城町、伊仙町、徳之島町はこのほど「DISCOVER・TOKUNOSHIMA2023」と題するイベントを中央区のレストランで開催、約40人が参加した。徳之島の食材を使ったフルコースを堪能しながら、商談会を実施、さまざまな意見を交換していた。

 同イベントは、22年に続く第2弾。「商談会・夏の陣」として8月23日に行われた。舞台は、日本橋三越本店新館10階のレストラン「代官山ASOチェレステ日本橋店」(中央区日本橋室町1―4―1)。同事業本部と徳之島3町の役場担当者をホストに、総合スーパー、老舗ホテル、情報処理サービス企業、青果物卸売業者の代表取締役らをゲストにしたもの。

 おもてなしは、同店料理長の菊池恒毅(こうき)シェフによる、徳之島の食材でのフルコース。「徳之島の食材の豊かさに大きな衝撃を受けた」とするシェフが、特に魅かれたというドラゴンフルーツのドルチェから始まった。料理が出されるたび、生産者からの裏話なども披露された。菊池シェフによって、ますます魅力あふれる徳之島を味わいながら、各テーブルでは盛んに商談がされていた。

 同事業本部園芸課の稲富昭宣係長は「3町とJAが一体となって、しっかりと取り組めた。このようなスタイルは初めてで、大変意義深い」と徳之島の食材を基にした、初の商談会開催に大きな期待を寄せていた。