東京喜界会が総会・懇親会

出席者へ町政報告を交えながらあいさつする、隈崎悦男喜界町長


久しぶりの共演という川畑さおりさん(右)と牧岡奈美さんによる「朝花節」


女性部が中心になっての踊りで盛り上がる会場

4年ぶりの交流堪能

 【東京】東京喜界会(外内真一会長、川畑吉正幹事長)は10日、第97回東京喜界会総会・芸能祭を品川区の総合区民会館きゅりあんで開催した。来賓、会員合わせ約270人で大盛況となった。参加者たちは、島口を笑顔で交わしながら4年ぶりの交流を堪能していた。

 総会は富岡洋則会計監査の司会で、スタート。東京喜界会から送られた野球ユニフォーム姿のりりしい青年部による会旗入場、郷土遥拝などの後、外内会長が笑顔で登壇。「東京喜界会の歴史を改めて振り返り、次の世代に伝えていきたい」と語った。会務報告、会計報告などが順調に終了。会長以下役員は留任することが報告され、拍手で承認された。

 来賓を代表して隈崎悦男町長が「古里を思う心を一つにした賜物」と東京喜界会について感謝し「農業支援、学校給食の無料化」などの町政について述べた。ほか、榮哲治町議会議長、東京奄美会・井上脩士会長らがあいさつした。 

 事務連絡の後、富岡さんと橋川愛子さんの司会で芸能祭・懇親会へ。北川里美さんの祝い舞、英辰次郎顧問の乾杯で開幕。牧岡奈美さん、川畑さおりさんによる「朝花節」の共演に盛んな拍手が送られていた。伊地知芳浩県東京事務所長、重信竜昇奄美市東京事務所長の報告に続いて、昔話の語りや篠笛の演奏、踊りなどが各集落を代表するように次々とステージに登場。タナカアツシさんもおなじみ「大島エレジー」などで盛り上げていた。

 来賓としても登壇した関西喜界町郷友会・模泰吉会長は「芸達者な方が多く、東京はパワーすごいね」と目を細めていた。

 歓声に包まれた抽選会も行われた4年ぶりの集いは、八月踊り、六調で熱気は急上昇。友田英助顧問による閉会の辞、青年部の万歳三唱でお開きとなった。