商品に興味を示す来店者に対応するスタッフ
お薦めの商品を手に奄美をPRするスタッフ
六本木で開催 瀬戸内町と宇検村の商工会
【東京】瀬戸内町商工会はこのほど、港区六本木で「瀬戸内町マルシェ」を開催した。黒糖を使った製品や養殖エビの薫製などが並べられた。初めて目にする奄美の味わいに、オフィス街を行き交う多くの人が興味深く足を止めていた。
イベントは「瀬戸内町・宇検村フェアin東京」と銘打たれ港区六本木のアークヒルズサウスタワー地下1階に広がる商業施設の一角「福島屋六本木店」で14、15日に行われたもの。瀬戸内町商工会と宇検村商工会が共同開催、新型コロナウイルス感染症が拡大以来、3年半ぶりとなった。
販路開拓を目的として、瀬戸内町2事業所(大城もちや、瀬戸内食品)、宇検村1事業所(宇検養殖(株))が出展した。ふちもち、黒糖バナナ、純黒糖、冷凍車エビのほか、島ニンニクオイル、アーモンドスライスなど約30品が店頭に鮮やかに並べられ、訪れる人を待った。シマ唄がBGMで静かに流される中、スタッフは「奄美大島からやって来ました」と盛んにPRしていた。
同じビルで働いているという、コンサルティングサービス企業の北谷嶺さん(24)は、薫製車エビを試食し買い求めていた。「かむほど味わい深く、お酒のつまみにも最適ですね。奄美をぜひ訪れてみたい」と話していた。
また、その後訪れた女性の「これは天然物ですか」などの問い合わせにも、スタッフは丁寧に応じていた。
瀬戸内町商工会経営指導員の西宏平さんは「ほとんどが売り切れて大好評。奄美にも興味を示してくれる方も多く、来年以降も開催していきたいですね」と期待を寄せていた。