花いっぱいコースで鉄人レースを

住民約130人が参加、国体トライアスロンコースへの草花移植・花いっぱい運動=23日午前7時半、天城町

国体トライアスロン開催
天城町 住民130人が汗

【徳之島】10月8日天城町で開催される奄美群島日本復帰70周年「燃ゆる感動かごしま国体・トライアスロン競技」まで2週間――。同町北部地区推進協議会(麓正高会長)の6集落は23日朝、同コースで「花いっぱいフラワーロード」運動を展開。約130人が約1300本の草花の草花を植えた。

同北部地区推進協は「天城町教育文化の町推進」に、各学校・家庭・地域で協働するための町内4地区別推進協の一つ。「花いっぱい運動」は各集落別に日頃競い合っているが、国体トライアスロン競技については北部地区の松原漁港がメイン。北部地区6集落合同の取り組みとして呼び掛けた。

23日午前7時半からあった合同活動の場所は、トライアスロン競技のバイクとラン周回コースとなっている北中学校前の町道(空港岡前線)の延長約500㍍の路傍植栽帯。苗は町農業センター(瀬滝)が育苗したヒマワリやマリーゴールドなど13種・約1300本。参加者たちは移植ごてを手に人海戦術で植え付けた。

家族と参加していた岡前小6年の太村彩美瑠(あみる)さんは「全国の選手のみなさんには、花々が咲くきれいなまちでがんばってほしいです」とニッコリ。

北部地区推進協の麓会長(44)は住民たちの協力に「一人一人が主役であり、助け合いの心に感謝しかない。継続することが大事。まだまだ全国的には知られていないがヒットセラーではなく、ロングセラーのまちづくりが大事と思う」と話した。

同競技は、全国47都道府県の男女別の代表選手ら参加して同町松原漁港をメイン会場に繰り広げる。コースは男女とも▽スイム1・5㌔(同漁港泊地内2周)▽バイク42・8㌔(同漁港発着の町道・県道周回8周)▽ラン10・7㌔(同発着同周回2周)の計55㌔。

スタートはそれぞれ15分前の事前セレモニーをはさみ▽女子が午前8時▽男子は同11時30分となっている。