道路美化で国体おもてなし

道路に落ちたごみを拾い集める参加者たち

県大島支庁、建設業ら200人
市内4路線でクリーンアップ作戦

県大島支庁は23日、10月に開催する燃ゆる感動かごしま国体・かごしま大会を前に、奄美市名瀬の道路周辺で一斉清掃を展開した。職員や建設業界、各種団体のメンバーら約200人が県道名瀬瀬戸内線など市内の道路4路線・6班に分かれ、路上にあるごみを拾い集めた。

「かごしま国体おもてなし奄美群島クリーンアップ大作戦」と題して実施。選手ら来島者をきれいな景観で出迎え、大会成功に一役買おうと行った。

県大島支庁であった出発式では、新川康枝支庁長が「全国からは多くの人が集まる。(美化活動で)美しい奄美、世界自然遺産の価値をより一層引き立てよう」とあいさつ。路上には奄美市会場の競技「相撲競技会」をPRするのぼり旗を掲げ、清掃はスタートした。

参加者らはそれぞれの担当場所に移動し、ごみ袋やトングを手に道路周辺を歩いて汗を流した。路上や茂みをのぞき込んでは、空き缶やペットボトル、落ち葉といったごみを丁寧に回収した。

作業を終えた参加者からは「街がきれいだと気持ちもすがすがしい」「(来島者には)奄美はきれいだと感じてほしい」といった声もあった。清掃後は、県建設業協会青年部奄美支部による観光バースの美化活動もあった。