練馬奄美会が総会・懇親会

山ゆり会によるシマ唄披露

 

 

日本復帰当時の思い出を話す島岡稔さん

 

 

郷土の復帰70周年を祝う

 

 【東京】第43回練馬奄美会(山田達郎会長)総会・懇親会が18日、練馬区役所本庁舎地下2階多目的会議室で開かれた。コロナ禍明けての久しぶりの開催に、練馬在住、在勤の奄美出身者ら約160人が集い、黒糖焼酎を傾けながら、シマ唄などで、友好を深めつつ郷土を懐かしんだ。

 同会は1975(昭和50)年に奄美出身の田畑健介区長を励ます会として創設された。会には練馬区立中村小学校の中村直人校長、PTA会長らも顔をそろえた。

 同校は奄美群島日本復帰の年に同校の児童が「少年使節団」として名瀬小学校を訪れて以来、奄美と交流が続いている。当時6年生で歓迎会に出席していた島岡稔さん(82)が当時の中村小の使節団の2人と40年後に再会。そのきっかけとなった一枚のモノクロ写真を掲げながら、当時の話を語り、奄美の日本復帰70周年を祝った。中村小学校からも、今年奄美で開かれた交流会に参加した思い出などの話もあった。

 余興ではフラダンスやシマ唄が次々と披露され、懐かしいチヂンの音に、参加者らも、踊りの輪に加わり、楽しいひとときを過ごした。