大島１学級40人減
大島学区27学級１０８０人
県全体中卒予定者２３２人増
県教委は27日、２０２４年度の公立高校(市立７校含む)生徒募集定員を発表した。県内７学区のうち３学区で中学校卒業予定者数が減少したが、県全体としては増加。募集定員は、北薩学区の出水(普通科)及び大島学区の大島(普通科)がともに、１学級40人減となった。８高校(全日制８、定時制１)ある大島学区では、学区内の中学校卒業予定者１０４５人(前年度比74人増)に対し、募集定員は27学級１０８０人(同１学級40人減)だった。
県教委高校教育課によると、学級編成は１学級40人が基準。募集定員は中学校卒業予定者数や生徒の進路希望、学校や地域の状況などを考慮し決定されるとした。24年３月の中学校卒業予定者数は前年度比で北薩学区80人、大隅学区89人、熊毛学区20人の減少。県全体は１万５３７７人(同２３２人増)で、増加傾向が続いた。
24年度募集定員数は、県立２５９学級１万３３０人、市立42学級１６８０人の合計３０１学級１万２０１０人。各学区に定める学区外からの普通科合格者数の入学数を一定に保つための「一定枠」は、３３６人(大島学区は対象外)となり16人減となった。
大島は１学級減となったことで、募集定員は６学級２４０人となる。
県教委によると、今後の主な日程は次の通り。
▽推薦入学者選抜及び帰国生徒等特別入学者選抜、連携型中高一貫教育校入学者選抜＝２月２日(面接、作文など)▽一般入学者選抜(学力検査)＝３月５日(国語、理科、英語)、６日(社会、数学)▽合格者発表＝同13日(第二次入学者選抜の実施校、実施学科、募集定員なども併せて発表)▽第二次入学者選抜＝同21日(面接、作文など)▽合格者発表＝同22日※県ホームページより