伝統の「体育祭」を映像化

全校朝礼で披露されたプロモーションビデオ「大島高校体育祭2023」(29日、奄美市名瀬)

生徒たちの魅力をPVで発信
大島高校

 創立122年目を迎えた大島高校(貴島邦伸校長、生徒652人)は29日、伝統行事である体育祭を収めたプロモーションビデオ(PV)が完成したことを受け、全校朝礼があった同校体育館で披露会を行った。

 地区別対抗、応援団の型など歴史、文化を守りつつ創作ダンスに挑戦する、旧制大島中学時代から続く体育祭を「不易流行」と評する貴島校長(55)が制作を発案。9月3日に行われた第74回体育祭で撮影された映像を元に、世界自然遺産となった奄美の自然に囲まれた同校グラウンドで果敢に競技、応援に挑む生徒たちの姿を全編に収めた。

 この日初めて鑑賞した2年、生徒会長の花田心優さん(16)は「大高の良いところ、生徒一人一人の明るさが存分に詰まっていて、鳥肌が立った。少子化で生徒数が減る中、この映像を見て近い将来、入学する人が増えたら」と話した。

 PVの時間は、3分30秒。同校のYoutubeチャンネル「koukou oshima」にタイトル「大島高校体育祭2023」で掲載。アドレスhttps://www.youtube.com/watch?v=WqIClqPlXfoかQRコードで閲覧可。

 今後、応援団の演舞など収めた7分間のPVも公開予定。