運動会で「消防操法」披露

消防操法を披露する上城小の児童ら(知名町)

 

 

知名町立上城小 地域の安全守る

 

 【沖永良部】知名町立上城小学校(川畑めぐみ校長、児童数17人)で1日、第76回運動会があった。3~6年生の児童5人が恒例の「消防操法」を披露し、訪れた住民に防火防災を呼び掛けた。

 校区の運動会も兼ねて開催される同小運動会では、地域を守る意識を高めてもらおうと「消防団操作法演技」をプログラムに入れている。児童5人は、運動会の数日前から地元の上城消防団の団員と練習に励んできた。

 本番では、消防服に身を包んだ児童らが、素早くホースをつなぎ放水位置へ移動。「放水はじめ」の号令に、子どもたちは「よし!」と大きな声で合図した。的に向かって放水する子どもたちの姿に観客から声援と拍手が送られた。

 島留学生として今年転入した双子の6年生、神保柚月さん(11)と麻妃さん(11)は「消防服がこんなに重いとは思わなかった。消防士のように地域を守れるようになりたい」「楽しかった。大きな声を出すことを心掛けた。優秀な消防士になりたい」と話した。