世界大会出場、日本女子歴代4位報告

大会で使用しているフィンを手に、石畠さんと安田市長、中健太郎救命救急センター長で記念撮影

 

 

ライフスタイル「奄美×救急医×フリーダイバー」
県立大島病院医師 石畠さん、市長に

 

 
 奄美市名瀬の県立大島病院の医師でフリーダイビング日本代表、石畠彩華さん(33)は2日、奄美市役所で安田壮平市長を表敬訪問した。9月19日から地中海のキプロス共和国であった、世界選手権に日本代表として出場。日本女子歴代4位となる66㍍を記録、日本選手最高位の14位になったことを報告。石畠さんは「職場の仲間の支えがあっての競技。仕事をベースに競技を続け、将来は奄美の海で大会ができる環境を作りたい」などと報告した。

 石畠さんは北海道出身。東京で救命救急センターの医師として勤務をしながら、2019年にフリーダビングを始めた。医師と選手の両立できる環境を求め22年4月、県立大島病院に入職し、現在は救急科医長としてER(緊急外来)、集中治療、ドクターヘリ業務に従事している。

 同世界選手権では、2枚のフィン(足ひれ)で深さを競う競技に出場。今月下旬にフィリピンである世界大会では、同競技と1枚のフィンで深さを競う競技の2種目での出場を予定。石畠さんは「仕事と競技の両立が自分のライフスタイル。いつかは100㍍潜りたい」と笑顔を見せた。