奄美市老人福祉会館 敬老祝賀会

敬老の花束を受け取る利用者最高齢の昇さん

最高齢昇さん101歳
米寿迎えた利用者らの長寿祝う

 奄美市社会福祉協議会が管理運営する市老人福祉会館の敬老祝賀会が6日、同市名瀬のAiAiひろばであった。新型コロナウイルスの影響で4年ぶりに開催された祝賀会には、同会館を利用する65歳以上の高齢者ら約60人が参加、利用者の中で最高齢の昇ミワさん(101)と、数え年で88歳を迎えた利用者7人の米寿を祝った。

 祝賀会に出席した安田壮平市長は「私たちが豊かで幸せな生活を送ることができるのも、皆さんのこれまでの労苦や島を思い、子や孫の将来を思い、奄美の歴史を築き上げたおかげ。皆さんの元気、笑顔が地域の宝、活力源。皆さんの姿が私たちの手本であり、目標です」などとあいさつ。出席者らの敬老を祝った。

 最高齢の昇さんと米寿の高齢者には花束と記念品が贈られた。昇さんは、「趣味は体操。5、6年前から楽しみに続けている」などと長寿の秘訣を話した。米寿者を代表し、篠原祥郎さん(86)が「新型コロナウイルスも落ち着き、みんなにこうして祝ってもらうことができて良かった」と祝賀会の開催を喜んだ。

 祝賀会ではシマ唄などが披露されたほか、利用者らによる舞踊やカラオケなどのステージで盛り上がった。最後は参加者全員が新民謡「島のブルース」に合わせて踊ったほか、六調もあった。

 敬老祝賀会が開催されたのは4年ぶり。昨年度まで新型コロナウイルスの感染拡大の影響から3年連続で中止されていた。

 米寿の祝いを迎えた参加者は次の通り。

 住元子さん(87)、南末子さん(87)、興ツギ子さん(87)、麓哲也さん(87)、野畑十重子さん(86)、篠原祥郎さん(86)、杜夏江さん(86)