国体トライアスロン出場・県選手らが抱負

競技を前に闘牛ポーズで活躍を誓う県選手たち(右から、原口さん、佐藤さん、中山さん、一松さん)

男女総合「天皇杯」目指す
「島の子が憧れるレースを」

 【徳之島】国体トライアスロン競技には、鹿児島県からは成年男女に4選手が出場。最後の調整を終えた選手・監督らは大一番を前に「目標は天皇杯(男女総合)獲得。島の子どもたちが憧れるような熱いレースを届けたい」と抱負を語った。

 県選手は、成年男子に佐藤錬さん(27歳、東京都出身)、原口大空さん(24歳、薩摩川内市出身)、同女子に中山彩理香さん(23歳、東京都出身)、一松菜央さん(30歳、鹿児島市出身)の4人。現在、臨床工学技士として名瀬徳洲会病院に勤務する白井克昌さん(53)が男子監督を務める。

 選手らはこの日は、軽い練習やマッサージなどで調整し体調を整えた。

 2018年の福井国体覇者の佐藤さんは「体調は悪くない。暑くなりそうなので順位を落とさず粘り勝ちができれば」とトップでのゴールを目指す。トライアスロン歴6年目で同志社大学院生の原口さんの目標は8位入賞。「(苦手の)スイムでしっかりくらい付き、チームに一つでも貢献できれば」と力を込める。

 アジアトライアスロンU23ジュニア選手権3位を誇る中山さんは「調子はいいので優勝したい。(高低差が特長のコースに)上りは得意なので、鹿児島がワン・ツーできれば」と活躍を約束。今年、天草トライアスロンで優勝に輝いた一松さんは「ランが好調で、徐々に力もついている。スイムで上位につけられれば」と上位進出を狙う。

 目標は天皇杯獲得で「当然優勝を狙えるチーム」と語る白井監督。「今回は日本を代表する選手が間近に見られる。一人でも多くの子どもたちが来場し、迫力あるレースを楽しんでほしい」と呼び掛けている。