元メジャー川崎さんが野球教室

小学生班でバッティングを指導する川崎さん(左)

 

 

攻守でプロの技術学ぶ
徳之島

 

 【徳之島】プロ野球の元福岡ソフトバンクホークス、元メジャーリーガーの川崎宗則さんの野球教室が9日、徳之島町の総合運動公園であった。島内の少年団12チームの小中学生約190人が参加し、打撃、内・外野守備の3班が攻守でプロの技術を学んだ。

 徳之島3町の教育委員会が主催。「子どもに夢と希望」を合言葉に10年前から取り組む企画で、今年は姶良市出身の川崎さんに野球を学んだ。

 準備運動をリードした川崎さんは、「今できることはたくさんの失敗をすること。どんどん三振やエラーをし、恐れず取り組んで」とアドバイス。「まだまだボールやグラブも上手く使えていない。まずは野球に慣れることが大事だ」などと助言した。

 打撃練習では「高めを打つ練習をすることでストライクの球が打てるようになる。(ユニフォームの)胸のチーム名が見えないように振ってみて」などと手本を交えながら指南。ティーバッティングでは「集中して」「息を整えて」と個別指導にもあたるなど、野球少年たちとの交流を楽しんだ。

 野球歴3年で、神之嶺ドリームスの同小6年・杉野麗愛さんは、「説明も分かりやすくて面白い人だった。ミスしても頑張れることが分かってよかった」と笑顔だった。