国体相撲2日目 鹿児島県代表5位入賞

5位入賞を果たした少年男子団体の鹿児島県代表(14日、奄美市名瀬)

1000人が会場で応援

奄美群島日本復帰70周年記念・特別国民体育大会「燃ゆる感動かごしま国体」の相撲競技は14日、奄美市の名瀬運動公園サンドームで大会2日目を迎え、少年男子団体・個人の決勝トーナメント戦があった。団体の鹿児島県代表は5位入賞を果たした。個人戦では俵幸平(樟南高、龍南中出身)がベスト16と健闘した。成年男子の団体・個人は惜しくも予選で敗退した。

鹿児島県内での国体は1972(昭和47)年の第27回大会(太陽国体)以来、51年ぶり。奄美群島初開催の国体競技となった相撲競技会は「奄美群島日本復帰70周年記念」との冠称が付いた。初日の13日は、入場者数が約800人で、2日目の14日は約1000人が来場(ともに主催者発表)。15日は、高円宮家の承子さまをお迎えして、相撲競技の最終日を迎える。

禧久昭広監督(55)は団体戦について「入賞できて良かったが、優勝候補の和歌山に勝てるチャンスもあっただけにもったいないという思いも残る。しかし、みんなで勝ち取れた5位だと思う」と選手たちをねぎらった。

大将の市来崎大祐(鹿実高3年、亀津中出身)は「(団体戦唯一全勝だったことについて)大将の自分が負けたら終わりだと思い戦ってきた。ひたすら前に出て相撲を取ろうと思っていた」と語り、「期待に応えることはできなかったが、全員が諦めることなく一生懸命相撲を取って良かった」と振り返った。

その他、少年男子団体出場選手のコメントは次の通り。

福崎真逢輝(樟南高2年、名瀬中出身)「県代表へ期待する大きな声援が励みになったが、期待に応えられず申し訳ない。来年も出場し団体、個人とも優勝を狙う」

俵幸平(樟南高1年、龍南中出身)「あとがない状況でも立ち合いから思い切っていけた。上位を目指していたので悔しいが、自分の相撲は取れた」

栁賢士朗(鹿商高2年)「和歌山戦は勝てる試合だったので悔しい。チーム一丸となって団体戦を戦い、楽しかった。来年は強くなってリベンジする」

菅間伝心(鹿実高1年)「先鋒として勢いをつけることができず悔しい。来年も出場し雪辱を果たしたい」