徳之島、伊仙両町 4年ぶり歓喜広がる

横一線スタートの一発勝負で競った「むかで競争」(女子)=15日、徳之島町健康の森総合運動公園(陸上競技場)


校区ぐるみの応援合戦も交え大いに盛り上がった「綱引き」競技=15日、伊仙町総合運動公園

町民スポーツの祭典

 【徳之島】徳之島町と伊仙町の第64回町民体育祭(各町および教育委員会・体育協会など主催)は15日、「奄美群島日本復帰70周年記念」を冠称して各総合運動公園で4年ぶりにそれぞれあった。コロナ禍で自粛・中止を余儀なくされてきたが、集落地区や校区別対抗の多彩な種目を通じ歓喜に包まれた。

 徳之島町町民体育祭のスローガンは「日本復帰七十周年 先祖のほこり受けつぎて 今こそひとつに町民体育祭」(母間小6年生・尚正宗君考案)。小雨交じり開会式となったが、亀津南区の宮本涼平さん(30)が元気よく選手宣誓。スポーツ功労者や団体の表彰もあった。

 かわいい園児たちの親子遊戯を皮切りに町内11地区別対抗による小中高生混合リレーや綱引き合戦、70歳以上ゲートボールなど計25種目で交流。応援合戦も交え歓喜が広がった。

 伊仙町町民体育祭のスローガンは「よみがえる復帰の精神 一致団結の町づくり」。開会式では、馬根小6年生の橋口結彩さんがコロナ禍を経た4年ぶりと復帰70周年記念の節目の大会を各校区一丸で盛り上げたいと選手宣誓。

 会場を和ませた町内幼稚園児たちの遊戯を皮切りに60歳以上ゲートボールリレー、力強い綱引き、小中高生から一般までのリレーなど多彩な計19種目で熱戦交流した。

 中学男子200㍍走(中村健心選手・犬田布校区、24秒67)▽高校生対抗リレー(面縄校区57秒0)で大会新も生まれた。昼食タイムにはスポーツ功労者・団体の表彰もあった。

 各町大会の総合成績は次の通り。

 【徳之島町】▽Aブロック ①亀徳②北区③母間④南区⑤山▽B同 ①中区②花徳③神嶺④東区⑤尾母⑥手々

 【伊仙町】▽Aクラス ①犬田布②面縄③伊仙④喜念▽B同 ①阿権②糸木名③鹿浦④馬根