市内各地に立てられた選挙ポスター掲示板。告示日には立候補者のポスターが掲示される
任期満了に伴う奄美市議会議員選挙は22日、告示（同27日投開票）される。定数22に対し、立候補を予定しているのは現職13人、新人11人の計24人で、少数激戦が予想される。告示を目前に控え、市内各所でつじ立ちをする立候補予定者も多く、各陣営は支持拡大を目指し水面下の動きを続けている。
立候補を予定している24人を政党別にみると、自民５、公明４、共産１、無所属14。地域別では、名瀬18、住用２、笠利４。
24人が立候補した４年前の前回選挙と比較すると、政党別では自民５減、共産１減、公明は同数だった一方、無所属は新人が大幅に増えたこともあり７増。地域別は名瀬が２減、住用と笠利は１増となっている。女性の立候補予定者は現職１、新人１の計２人で、前回と同じ見込み。
告示まで残り２日に迫った20日、立候補予定者の事務所では、後援会関係者がポスターやチラシの手配など告示に向けた準備を着々と進め、立候補予定者も支持者へのあいさつ回りなどに奔走した。
立候補予定者は▽人口減少対策▽経済・雇用対策▽観光振興▽子育て・教育環境の充実▽医療・福祉サービスの向上―などについてさまざまな公約を掲げている。このほか、自然環境の保護や安全保障などについても論戦が繰り広げられそうだ。
立候補の届け出は22日午前８時半から午後５時まで市役所５階大会議室で受け付ける。選挙戦となった場合、期日前投票は、市役所（２階市民・行政情報コーナー）、住用総合支所（３階会議室）、笠利総合支所（１階防災関係資料室）の３か所で23日から28日までの６日間行われる。投票は29日午前７時から午後６時まで市内33か所で行われ、同８時から名瀬小学校体育館で開票される。
９月１日現在の選挙人名簿登録者数は３万４４０２人（男１万６３６１人、女１万８０４１人）。前回選挙の当日有権者数は３万５６１７人（男１万６８３２人、女１万８７８５人）で、投票率は66・57％だった。