新庁舎工事の安全祈願 知名町

棟上げを祝って多くの町民が駆け付けた餅投げ(知名町)

庁舎内を見学した参加者ら(知名町)

餅投げで上棟祝う
環境に配慮した設備導入

 【沖永良部】来年5月以降の運用開始に向けて建設を進めている知名町役場新庁舎の上棟式が23日、庁舎建設地で行われた。関係者ら約40人が参加し、工事の安全を祈願。餅投げも行われ、駆け付けた町民らは次々と投げられる餅を夢中で拾い集めた。

 新庁舎は、同町文化ホールあしびの郷・ちなの北側に建設。鉄筋コンクリート3階建て、延べ床面積は2821・76平方㍍。建物には、自然換気システム「エコボイド」や太陽光パネルなど環境に配慮した設備を導入する。事業費は庁舎本体が約17億6600万円で、総事業費は約20億円となっている。昨年11月に起工式を行った。

 神事の後、建物内部の見学会を開催。参加者らは町民課や保健福祉課、子育て支援課などが入る1階部分を見て回った。

 今井力夫町長は「再エネで動く庁舎は、ほかに類を見ないものになるだろう。これからの子どもたちに新しい時代の建物の姿を見てもらいたい」と話した。

 この日は餅投げもあり、親子連れら300人以上が集まり、新庁舎の棟上げを祝った。