日越外交関係樹立50周年記念旗を手に会見した実行委や協力関係者たち
日越外交関係樹立50周年事業
奄美市で11月11・17～19日
実行委発表「未来の発展へ」
奄美名瀬ライオンズクラブ（窪田均会長）は24日、奄美市笠利町の県奄美パークで、食と文化を通じて奄美とベトナムの絆を深めるイベント・日越外交関係樹立50周年記念事業「ベトナムＩＮ奄美フェア」を11月の11、17～19日に開催すると発表した。奄美在住のベトナム人によるトークや歌の披露、文化紹介をはじめ、本格ベトナム料理の提供や民族衣装のファッションンショーなど、互いの文化に学び友好を深めるための多彩な催しで出迎える。
11日は、塩田康一県知事を招いて開会宣言式典を開く。ベトナム人によるフォーラムがあり「奄美に暮らして」と題し、島での生活を語り合う。
17日は「文化」をテーマに日越の歌や文化展示などがあり、奄美市笠利町の佐仁集落八月踊りなども登場する。18日は、奄美高校の生徒たちがベトナムの料理や飲み物などの販売を手掛け、アオザイファッションショーやシマ唄などが披露される。
19日は、食材や雑貨の販売などがあり、フィナーレを迎える。17～19日の３日間を通しては、ベトナム人シェフによるレストランでの料理販売や大島高校放送部が声優を務める「アニオー姫」のマンガ上映、パネル展示なども満喫できる。
イベントは外務省の公認を受け、県の「かごしま多文化共生推進補助事業」を活用した。陸上自衛隊奄美駐屯地、フードバンク奄美、奄美高校、大島高校ら地元関係者が協力し、日越関係の発展に寄与していく。
会見した里綾子実行委員長は「奄美に住むベトナム人と一緒に働くことで思いを知り、５年10年後の世界に目を向けるために事業を決意した。奄美のよさも発信し未来の発展に向かっていきたい」と意気込みを話した。