サンゴ留学生を応援したい

新たに開設したサンゴ留学生らの交流拠点施設整備を目指す喜界町のGCF画像(ふるさとチョイスHPより)

喜界町交流拠点施設整備へ
ガバメントCF始まる

 喜界町はこのほど、ふるさと納税サイトのふるさとチョイスで「喜界町サンゴ留学・未来の研究者のために学生の交流施設を整備したい!」と題したガバメントクラウドファンディング(GCF)を開始した。目標額は300万円で、同町は「海が好きで、離島ならではの生活を望む子どもたちが増えている。留学生たちに全国から応援を」と呼び掛けている。1月17日まで。

 寄付がふるさと納税の対象になるGCFを活用。プロジェクトは、喜界高校に通う留学生と島民が交流できる施設を整備することで、地域の活性化につなげたい狙いだ。

 支援金は、町が現在拡充を進めている留学生寮の新規建設に合わせて併設する「交流拠点の場」の整備費として充てられる。隈崎悦男町長は「島内外の交流促進を担う人材、将来のグローバルリーダー育成のため、留学制度を持続的に発展させたい」とPRしている。

 サンゴ留学制度は、サンゴ礁に特化した研究を行う日本初の施設「喜界島サンゴ礁科学研究所」と包括連携協定を結び、今年度からスタート。現在、第1期生6人を受け入れており、今年9月に行われた募集説明会では18人の希望者が訪れるなど、当初の予想を上回る反響を得ている。

 同町担当者は「まずは喜界島を知ってもらい、将来の交流人口の拡大になればと始めた留学制度。新たな交流施設を整備することで、学生生活の充実や思い出作りにつながれば」と話している。

 支援は、ふるさとチョイスの公式ホームページなどで受け付けている。26日正午現在、15人から22万円の寄付が集まっている。