〝SDGsハロウィーン飾り〟で歓迎

不用品リサイクルで手作りした「SDGsハロウィーン飾り」で園児らを喜ばせた=10月31日、徳之島町亀徳

「もったいないの心を…」
徳之島町亀徳の木原さん

 【徳之島】徳之島町立亀徳小付属亀徳幼稚園(園児28人)で31日、恒例のハロウィーン巡りがあった。最終7軒目の招待先では、家庭内の不用品リサイクルで手作りした庭いっぱいのハロウィーン飾りでちびっ子らを大歓迎。家族ぐるみの仮装演出、お菓子のプレゼントで喜ばせた。

 「子どもたちを喜ばせながら、普段使うおもちゃなど地球資源を大切にする〝もったいないの心〟を育みたい」と、目を細めたのは近くの自営業木原厚子さん(67)。孫が世話になったこともあり、前年から構想を練って飾り付けし、毎年招待しているという。

 そして、今年のハロウィーン飾りのコンセプトは「もったいない、地球資源の有効活用」。庭木の剪定(せんてい)枝で壁一面を飾り、段ボールや画用紙など不用品を切り抜いて描いたキャラクターの数々が並んだ。「店で買ったのは風船とお菓子ぐらい。さながら〝SDGsハロウィーン〟です」と木原さん。玄関脇からは「うおーっ!」とサプライズ登場した夫やお菓子かごを手に登場した本人、子や孫も含め家族ぐるみの仮装演出でサービスした。

 園児の1人・岩本壮史ちゃん(6)は「ビックリしたけど、お菓子もいっぱいもらえてうれしい」。引率教諭たちは「最初は泣き出しそうな子もいたが、飾りの全てが手作りだったとは驚きました。物を大切にする心を育みます。木原さんに感謝し、来年も楽しみにしてます」と話していた。