市民文化祭が開幕

市民らの想像力豊かな作品が並ぶ市民文化祭の作品展示部門

作品展示、力作900点ずらり
舞台発表は3日から

 第45回奄美市市民文化祭(奄美市、市教育委員会、市文化協会主催)が1日、奄美市名瀬の奄美川商ホールで開幕した。作品展示部門が始まり、会場内には書道、写真、俳句、短歌、絵画、手芸など、各分野を愛好する市民の力作900点超がずらりと並び、訪れた市民らが、想像力豊かな作品を鑑賞した。会期は5日までで、3日からは舞台発表部門も始まる。

 奄美群島日本復帰70周年、奄美市名瀬文化協会創立50周年記念を掲げ、今年のテーマは「育てよう豊かな心!!広げよう郷土の文化!!」。1~5日に作品展示部門、3~5日は舞台発表部門を行うほか、4日はピロティで呈茶も開く。

 作品は、学校と一般の部があり、1階ホワイエと2階ギャラリーの2か所に展示。一般は15団体2個人(盆栽、生け花は3日~)から445点、学校は幼稚園~中学校の39校が486点を出品。計931点にのぼる作品が飾られた。

 初日は、市民や関係者らが会場を訪れ、感性豊かな力作に見入っていた。会員9人が計36作品を展示した香雨奄美俳句会の富山萬壽喜会長は「文化の秋にちなんだ作品が集まった。言葉への思いの深さが俳句の醍醐(だいご)味で、展示は会員の励みにもなる。(作品からは)元気を感じてほしい」と呼び掛けた。

 展示時間は、午前9時~午後6時(最終日は同5時まで)。3日からは舞台発表部門があり、舞踊、ダンス、合唱、体操、詩吟、寸劇などの46団体が活動の成果を披露する。時間は3・4日が午後5時半~、5日は午後1時半~。