唄者の前山真吾さん CDリリース記念ライブ開催へ

前山真吾さんのライブに懸ける意気込みが伝わるチラシ

22日、東京で

【東京】唄者で奄美在住の前山真吾さんが、CDリリース記念ライブを杉並区で開催する。ステージには前山さんに縁の深い、奄美の唄者やアーティストらも待望の発売を祝うよう出演する。精力的な活動を続けている、前山さんの魂が込められた歌声が22日に響き渡る。

ライブは、さまざまなミュージシャンとコラボレーションした新作アルバム「AMAMISM(アマミズム)」が完成を記念したもの。シマ唄ステージとして、 牧岡奈美さん、里歩寿さんが花を添え、AMAMISMステージとしてアコースティックギター、パーカッション、尺八、フルートなどが加わり、前山さんのシマ唄をさらに進化させるようだ。

奄美民謡、シマ唄の世界に入って約20年の前山さんは「師匠の石原久子さんをはじめ、たくさんの出会い、支えがあってこそ歌い続けられた。また先人達が、大切に唄を守りつないできてくれたからこそ」と振り返った。

時代の変化にも伴う新しい挑戦も必要だとの考えで、ミュージシャンとコラボレーション。これまでにない、新しいシマ唄の世界観が期待される。「奄美の人間として生まれたことを誇りに思えるきっかけとなった奄美シマ唄。だからこそ、島から発信し続けることにこだわり続けてきた」(前山さん)そうだ。

三味線の竿を力強く握りしめ、きらめく背景の中で未来を見詰めるようなまなざしのチラシには、「現代(ナマ)ぬシマぬ唄が、拓かれりゅん。」とある。

一人でも多くにシマ唄を広めようと、精力的に活動するライブがいよいよ22日に迫った。熱いステージが期待されるのは「座・高円寺2」(杉並区高円寺北2の1の2)。電話03・3223・7500。問い合わせ先はアーマイナープロジェクト電話0997・53・2202まで。