「ユネスコ書き損じハガキ回収キャンペーン・チャリティーコンサート」=18日、徳之島町文化会館
世界の子らに学びの場を
徳之島町
【徳之島】ユネスコ書き損じハガキ回収キャンペーン「第20回チャリティーコンサート~たった一枚のハガキが子どもたちを救う~」(徳之島ユネスコ協会・ユネスコ世界寺子屋運動実行委員会主催)が18日、徳之島町文化会館であった。住民たちがハガキや切手を持参協力しながら、演奏やダンスなど9組のステージを楽しんだ。
世界中の恵まれない子らに学びの場や学用品、給食などの提供支援を進めている「ユネスコ世界寺子屋運動」の一環。島内の音楽グループや愛好者の発表と鑑賞、交流の場づくりも兼ねて2000(平成12)年から開始。コロナ禍で4年ぶり20回目。高校生などボランティアたちが協力。書き損じハガキなど手に観客約250人が来場した。
発表は午後2時、ダンス・歌・演劇教室「徳之島DANSING」の子どもたち約50人のヒップホップダンスで第1部が開演。創作ダンスグループ「ゆうなヨサコイ」や、徳之島三味線愛好会10人の「花の徳之島」などご当地ソングメドレーでも楽しませた。
幕間にはユネスコの活動を紹介するビデオも上映。安田司・徳之島ユネスコ協会長(実行委員長)はあいさつで「基本的人権として誰もが教育の機会を得られるように」など趣旨も交え、ボランティアや来場協力者たちに感謝した。
第2部では、嘉(よしみ)はなさんの弾き語りや、同コンサート開催の先駆けとなった「クロスオーバー」(徳之島町)や「チーム・ホライゾン」(天城町)などを含め5組のステージで盛り上がった。
同日は書き損じハガキ4284枚、切手275枚、鍵盤ハーモニカ2個が寄せられた。