ヨロンマラソンウェルカムパーティー

乾杯で4年ぶりの再会を喜ぶウェルカムパーティーの参加者ら(与論町砂美地来館)

 

 

全国から744人エントリー
「おかえりなさい」で再会喜ぶ
4年ぶりの開催

 

 

 【沖永良部】第30回ヨロンマラソンのウェルカムパーティー(同実行委員会主催)が18日、与論町の砂美地来館であった。開催を待ち望んでいたランナーたちが、乾杯で健闘を誓い合った。

 新型コロナウイルス感染症の影響で4年ぶりとなる同大会には、フルマラソンとハーフマラソンの2コースに744人がエントリーしている。

 同日は、沖縄からの定期船で多くのランナーが来島。港では、歓迎の横断幕を掲げた大会関係者らが「おかえりなさい」と声を掛け、ランナーと握手をして久ぶりの再会を喜んだ。

 午後5時30分にウェルカムパーティーがスタート。大会会長の田畑克夫与論町長は「すべてのランナーが無事に、そして笑顔でゴールしてほしい。ヨロンマラソンの感動をみんなで分かち合おう」とあいさつした。

 協賛・協力会社の紹介後、ゲストランナーの谷川真理さんと五郎谷俊さん、「走る冒険家」として活動する鹿児島市の岩元みささん(通称、PONちゃん)の3人が登場し、コースの特徴や攻略法をアドバイスした。

 舞台では、子どもたちによる琉球舞踊などが披露され、ランナーを楽しませた。

 千葉県から初参加し、フルマラソンに挑戦する椎名新吾さん(51)は「離島のマラソンを全て制覇するのが夢。いままで参加した中でも前夜祭から、これだけ盛り上がる大会はヨロンマラソンしかない。すごく楽しい」。12回目の参加となる奄美市の師玉明敏さん(70)は「ヨロンマラソンに参加すると、島民やランナーたちみんなから元気をもらえる。開催を待ちに待っていたので本当にうれしい」と話した。