4年ぶりにヨロンマラソン

スタートするフルマラソンのランナーたち=19日午前9時ごろ、与論町=

617人が秋の与論島を力走

【沖永良部】第30回ヨロンマラソン(同実行委員会主催)が19日、与論町の茶花海岸を発着点に島を周回するコースであった。新型コロナウイルスの影響で4年ぶりの開催。全国から集まった617人が秋の与論路を力走した。

大会は、島を1周して折り返す42・195㌔のフルマラソンと、島1周するハーフマラソンの2コース。開会式で西田健一実行委員長は「みなさんの元気な姿を見ることができてうれしい。沿道には島民が待っている。ゴール目指して全力で頑張ってほしい」と激励。参加者のうち最も遠方の北海道から参加した高橋企公子さんと平出朱実さんの2人が選手宣誓した。

午前9時にフルの228人が、同11時にハーフの389人が一斉にスタート。フルマラソン男子は、ゲストランナーとしてオープン参加した五郎谷俊さん(30)がトップでゴール。同女子は大蔵由紀子さん(46)=愛知県=が制した。 

給水所では、地元住民が太鼓をたたきながら応援。ランナーは笑顔で手を振り応えていた。

2019年大会に続き2回目の参加となる五郎谷さんは「アップダウンがきつくて記憶に残るコース。前回よりも島民の応援が温かく感じた。歓迎してくれた島の人たちと素晴らしい景色のおかげで最後まで頑張れた」と話した。

大蔵さんは「4週間前にフルマラソンを一本走っていたので不安だったが、なんとかゴールすることができた。島民の応援があって、あっという間の42・195㌔だった」と笑顔で語った。

結果は次の通り。※ゲストランナーの五郎谷さんは順位に含まれず。

【フルマラソン】▽男子①平岡章宏(兵庫県)3時間00分26秒②岡元直樹(与論町)3時間00分40秒③中西如人(茨城県)3時間05分31秒▽女子①大蔵由紀子(愛知県)3時間28分04秒②岡里美(大阪府)3時間34分08秒③菊井祐子(奈良県)3時間52分11秒

【ハーフマラソン】▽男子①石峯三穂(与論町)1時間16分54秒②原田涼平(同)1時間22分11秒③山下慶大(同)1時間31分41秒▽女子①松谷恵美(神奈川県)1時間43分39秒②井橋礼子(東京都)1時間47分08秒③林姿均(与論町)1時間49分55秒