奄美市老ク・笠利支部 金婚9組を祝う

結婚50年以上の9組が表彰された(22日、笠利公民館)

ボランティア活動にも意欲

奄美市老人クラブ笠利支部(山下茂樹支部長、会員1378人)は22日、同市笠利町の笠利公民館で「設立55周年記念 全体交流・親睦の集い」を開いた。結婚50年の金婚式を迎えた9組に記念寿詞が贈られ、祝い唄や祝い舞いが披露された。単位老人クラブなどによる余興も行われた。

老人クラブの歌を全員で合唱し開会。森山ユリ子さん、久保文雄さんが祝いの席で歌われる「長朝花節」などを歌った。藤扇流奄美本部・藤扇寿晃さんによる祝い舞いも披露された。

余興もあり、外金久立神クラブの10人は、「富国製糖で恋に落ちた金婚式の2組への祝い」として、サトウキビ畑を舞台にした恋の寸劇を披露、会場は爆笑の渦に包まれていた。

結婚58年の岩元好量さん(82)・タツヱさん(82)夫妻は、「けんかしてもすぐに忘れること」と長続きの秘訣(ひけつ)を語った。現在も現役で、タンカンやドラゴンフルーツの栽培をしているという。

山下支部長は「奄美市を盛り上げていくためには高齢者の力が必要。グラウンドゴルフで健康を維持し、(奄美市笠利国保診療所などで組織する)笠利さばくり隊とともにボランティアにも取り組む」と抱負を述べた。

金婚記念寿詞を贈られた夫婦は次の通り。(敬称略)

山野利光・裕子(中金久老人クラブ松竹会)、朝山毅・和子(同)、泉浩義・典子(外金久立神クラブ)、西健昭・ルリ子(同)、植田清二・久美子(笠利2区老人クラブ)、大赦勇男・米子(同)、岩元好量・タツヱ(宇宿喜楽会)、奈良郷志・国枝(節田阿麻弥姑クラブ)、別井秋光・己德(用安老人クラブ)

※西さん夫妻、別井さん夫妻は結婚51年、岩元さん夫妻は58年