大高41会全国同窓会

復帰の歌を斉唱し、奄美群島の日本復帰にも思いをはせた大高41会全国同窓会

日本復帰にも思いは馳せ
126人、旧交温める

 1966年度大島高校卒業生の「大高41会」の喜寿(77歳)を祝う全国同窓会が27日、奄美市名瀬の奄美観光ホテルであった。北は新潟から南は沖縄までの126人が出席。会員らは、奄美群島日本復帰70年の節目に思いをはせ、再会を喜ぶ学友と旧交を温め合った。

 同窓会は4年ぶりで、77年の初開催以降12回目。会員は高校3年生の時に日本復帰10周年を迎えた団塊トップ世代で、会員は450人超と歴代でも多い。

 会に先立つ総会では、園田弘久会長が「また青春に戻れたことに感謝。今年は復帰の節目で、われわれが最後に見聞きした最後の世代でもある。孫や次世代にも伝えていこう」とあいさつ。黙とうの後は、復帰の歌と校歌を斉唱し、島の安寧を願った。

 懇親会は、司会の楠田哲久さんの音頭で盛大にスタート。会員らは食事を囲んで思い出話などに花を咲かせた。

 余興では、当時のヒット曲や往年の名曲が次々と披露され、絆を深め合った。合間には、軍政下や復興の時代を写したスライド動画も映され、次世代の継承にも思いを深めた。

 最後は万歳三唱で締め。傘寿(さんじゅ)を迎える3年後の再会を誓い合った。

 会ではこの他、グラウンドゴルフ大会が午前中にあり、男性は、川畑安秀さん、赤崎哲一さんが同点優勝。女性は安田純子さんが1位に輝いた。翌日は34人が観光バスツアーにも繰り出した。