奄美大島世界遺産センター

来館20万人目となった広島県から来た安部さん家族

来館者数20万人を達成
1年4か月 節目は安部さん家族

 奄美市住用町の奄美大島世界遺産センターの来館者数が28日、20万人を突破した。2022年7月28日に開館し、1年4か月での達成となった。

 20万人目の来館者は、広島県の安部高史さん(40)、妻の可保理さん(32)、息子の結惺(ゆうせい)ちゃん(2)の家族。安部さん家族は午前10時30分頃、同館を訪れ節目の来館者となった。

 観光で初来島という高史さんは、3泊4日の日程で26日に奄美入り。前日のナイトツアーではアマミノクロウサギなども観察。この日は、可保理さんの姉夫婦との5人で、カヌー体験の前に来館した。高史さんは「自然豊かで独特な島。海もきれいで驚いている。(20万人には)いい記念になった」。結惺ちゃんは記念品の生き物ハンドブックを早速開いて「この鳥、見たよ」と見入っていた。

 来館者は今年4月5日に10万人を達成。前回よりやや早い達成となった。秋にかけてはハブの歯や木の実といった触れる展示を催した他、コロナ禍が緩和されてからは小中学校などの見学も増えているという。

 安田壮平市長は「大変明るいニュース。引き続き奄美大島の豊かな自然の魅力を感じられる運営をしていきたい」とコメントを発表。同センター管理運営協議会の岡翔太事務局長は「季節に応じた催しも考えながら、これからも足を運んでいただけるよう取り組んでいきたい」と話した。