伊仙町合同金婚式

金婚祝い状と記念品贈呈で祝福を受ける対象カップルたち=29日、伊仙町ほーらい館

半世紀の節目を祝福
対象カップル19組
4年ぶり

【徳之島】2023年度伊仙町合同金婚式(町主催)が29日、同町ほーらい館であった。1973(昭和48)年に結婚した町内の対象者19組のうち4組と親族、来賓ら約50人が出席。夫婦二人三脚で苦楽を分かち合い家庭、地域づくりに貢献してきた半世紀の節目を祝福した。

コロナ禍の影響で4年ぶりの開催。大久保明町長は式辞で対象者個々の話題も交え「お互いを思いやり支え合った50年。今後も私たちの模範となり、健康で夫婦で百歳のお祝いを」と期待。永田誠町議会副議長の祝辞に続き、金婚祝い状と記念品を手渡して祝福した。

対象者を代表して酒匂源宝さん(70)=会社役員、同町目手久=が近況も交え「夫婦は天地のごとし。私たちの50年は常に感謝の日々の積み重ねだった。これまで頂いたご厚情に対し、恩返しができるよう微力ながら頑張っていきます」とお礼を述べた。

対象カップル個々の思い出の写真や日常生活の一端を収録した動画作品(町制作)も紹介。ご祝儀舞いの「御前風(ごぜんふ)」や伊田正則町教育長の乾杯の音頭で祝賀会へ。唄者・泉憲秀さんの島唄など演芸を楽しみながら喜びを共有した。