天城町「脱走ハブ」同数の11匹目確保

毒蛇ハブの資料写真(天城町「ハブの館」)

確証なく夜間捜索は継続へ

【徳之島】天城町は町役場「ハブの館」からの〝脱走ハブ〟捜索を24日から継続している。6日目の29日午前8時10分頃には、11匹目とみられるハブの死骸を天城小学校前の町道で確認した。しかし「脱走個体」か特定が不可能なため、同夜も職員約10人態勢で敷地内の捜索を継続。週末の12月2日まで続けるという。

町くらしと税務課によると、「ハブの館」施設内の排水パイプのバルブ閉め忘れによる計11匹の「集団脱走」を24日に確認後、職員を挙げて庁舎内外を捜索。ハブは夜行性であることから、25日頃からは日没後の夜間捜索も追加した。

その結果、24日の2匹(敷地内捕獲)に続き、25日は4匹(敷地内2匹、近隣路上2匹)、26日は3匹(敷地内2匹、近隣民家の庭木1匹、27日は1匹(敷地内)、29日は1匹(天城小前路上)の計11匹を確保(捕獲8匹、捕殺1匹、交通事故死確認2匹)。場所別では役場敷地内7匹、同外4匹だった。

これで役場敷地内と近隣エリア内から「脱走ハブ」全11匹と帳尻は合った格好。しかし、全てが「脱走ハブ」であるとの確証はない。対策本部を含め「町民の皆さんの安心・安全の確保のため、今週土曜日まで敷地内の夜間捜索(午後7時~同9時頃)の継続を決めた」(関田進課長)という。