金久中駅伝チーム推戴式

全校生徒に見送られ、中学駅伝の九州及び全国大会に出場する前原監督と9人のメンバー

「たすきに思いを込めて走る」
九州・全国大会へ

奄美市名瀬の金久中学校(窪田智司校長、生徒292人)は29日、九州・全国大会に出場する駅伝チームの推戴(すいたい)式を行った。9人のメンバーと前原成明監督は、全校生徒や教職員、保護者などからの大きな拍手に背中を押され、九州及び全国大会への決意を新たにした。窪田校長は「けがをせず体調管理に気を付け、金久中魂を九州・全国で発揮して」と激励した。

同校の駅伝チームは9日、2023年県中学校総合体育大会第36回女子・第72回男子県中学校駅伝競走大会で36年ぶりに優勝し、九州及び全国大会への切符を手にした。12月2日に熊本県天草市である九州大会、同17日に滋賀県野洲市である全国大会へ出場する。

最終走者の常田励羽(れいは)さん(3年)は「県大会の優勝は、全校生徒や先生、保護者、地域の人のサポートがあったから」と感謝の気持ちを述べ、「奄美大島の人たちに夢や感動を与えられるよう、一本のたすきに思いを込め、粘り強く最後まで走り抜く」と意気込みを語った。

前原監督はメンバー全員を紹介し、「絆で結ばれた9人を支えたのは生徒のみんな。期待とプレッシャーを感じながら頑張る」語った。

2区走者勇海翔さん(3年)の父親、和彦さん(49)は「熊本県や滋賀県と環境が変わるので、とにかく体調を崩さず、9人全員で頑張ってほしい」と話した。