赤い羽根街頭募金始まる

グリーンストア入舟店前で募金に協力する家族

奄美市共同募金委 初日は3か所で
今年度目標は430万円

奄美市共同募金委員会(会長・安田壮平奄美市長、事務局・同市社会福祉協議会)は2日から、「2023年度赤い羽根共同募金」の街頭募金を開始した。初日は、奄美市名瀬入舟町のグリーンストア入舟店前とティダモール中央通り商店街で、午前・午後に分かれて募金を呼び掛けた。街頭募金は31日まで各地で続けられる。

出発式で、同委員会副会長の福山敏弘・社協会長は「地域の福祉活動団体に使ってもらう。街頭での協力に感謝する」と述べた。

参加者は、「共同募金」と書かれたタスキを肩にかけ、3か所に分かれ募金活動を行った。「歳末の助け合いにご協力ください」などと呼び掛けると、買い物客らが足を止め募金していた。

藤崎佳子さん(61)は「毎年募金している。少しでも助けたい思いがある」、松島美也子さん(71)は「使われ方は気にならない。ほんの気持ちです」と話した。

街頭募金に協力する団体は、「市認知症の人と家族の支援の会ま~じんま」「有屋さんさんクラブ」「身体障がい者協会」「市町内会自治会連合会」「奄美こども劇場」「市地域女性団体連絡協議会」「奄美市母子父子寡婦福祉会」「市更生保護女性会」「市手をつなぐ育成会」など。

事務局によると、22年度募金額は総額約440万円、うち街頭募金額は約14万円。今年度は430万円を目標にしている。集められた募金は、地域福祉活動を行っている団体に配分される。同社協では、高齢者の防水シーツの購入に充てる予定。