強く踏み込むよう打撃指導する下柳剛さん
元プロ野球選手から基礎学ぶ
奄美大島LC「野球教室」
奄美大島ライオンズクラブ主催の野球教室は2日、奄美市名瀬の奄美川商球場であった。元東北楽天イーグルスの投手で野球解説者、下柳剛さん(55)を講師に招き、奄美群島の9チーム約150人の野球少年が、元プロ野球選手から野球の基礎を学んだ。
同教室は奄美大島ライオンズクラブの青少年育成事業「スポーツ教室」の一環。下柳さんは現役時代から奄美大島で自主トレーニングなどを行いゆかりがある。
野球少年たちは元プロ野球選手から、バッティングやピッチング、守備、連係プレーなど野球の基礎を学んだ。質問コーナーでは、「どうしたら球を速く投げられるか?」や「打球を遠くに飛ばすには?」などの質問があり、「阪神時代の試合中に怒ったのはなぜ?」の質問には「秀太がエラーを何度もしたから」と回答し、会場を笑いの渦に包んだ。
下柳さんは「両親の言うことをよく聞き、感謝すること。よく食べよく寝て体を作って」と呼び掛けた。教室後には「体が大きい子は少ないが、思ったよりうまかった。体が大きくなれば楽しみな子どもも多かった」と語った。
選手代表の龍郷野球スポーツ少年団の竹山颯(そう)主将(赤徳小6年)は「キャッチボールなどで教えてもらった体重移動を、これからの練習で続けて、将来は地域の人に喜んでもらえるプロ野球選手になりたい」とお礼を述べた。
名瀬ドラゴンズの河野健之介(名瀬小2年)は「たくさん教えてもらったことを練習で意識して続け、試合で結果を出したい」と笑顔を見せた。
教室の最後は各チームのメンバーと下柳さんで記念撮影をした。