トップアスリートが指導

子どもたちに指導する鶴田玲美選手(右)と走り高跳びの踏み切りのコツを教える鐵丸美由紀選手(沖永良部高校グラウンド)

 

陸上の楽しさ児童生徒に伝える
県出身の鶴田選手と鐵丸選手講師

 

 【沖永良部】おきのえらぶ陸上教室(沖永良部スポーツクラブELOVE主催)が3日、沖永良部高校グラウンドであった。県出身のトップアスリート、鶴田玲美選手(26)=南九州ファミリーマート=と鐵丸美由紀選手(26)=鹿児島銀行=が講師として来島。島内の児童生徒約60人に陸上の楽しさを伝えた。

 教室では、2選手の専門競技である短距離走と走り高跳びを指導。100㍍走の自己ベスト記録が11秒4の鶴田さんは「速く走るためには股関節の動きが大事になる」とアドバイス。走り高跳びで1㍍82㌢が自己ベストの鐵丸さんは「腕を大きく振ると、足も高く上がる」と話し、助走から踏み切りまでの動きを子どもたちに見せた。

 練習後、各競技に挑戦した子どもたちは、教えてもらったことを確認しながら、思い切り体を動かしていた。

 100㍍を走り終えた知名小5年の平結衣さん(11)は「短距離を走る時の手の振り方も教えてもらったので、気を付けて走ってみた。2人とも優しく教えてくれた」と話した。

 鐵丸さんは「楽しそうに高跳びをしていたので、とてもうれしかった」。鶴田さんは「短い時間だったが、子どもたちの一生懸命な姿が印象的だった。まずは楽しみながら、だんだんと速く走れるようになっていってほしい」と述べた。