参加者を前に熱唱する久永さとみさん（円内はアルバムを手にする、久永さん）
参加者たちと久永さとみさんは、笑顔で記念写真に
【東京】渋谷区にある奄美居酒屋で、奄美大島出身の久永さとみさんがこのほど、新作アルバム発売を記念してライブを開催。駆け付けた約20人の熱心なファンを前に熱唱した。久永さんの歌声が広げる奄美の風景に、参加者は酔いしれていた。
ライブがあったのは、10月30日。舞台は渋谷駅からすぐの「六調」（渋谷区渋谷１の12の24、７０７渋谷ビル５階）。午後６時に通行規制が敷かれるなど、ハロウィンを前に厳戒態勢のなか「やっと来られました」と息を切らせた女性ら熱心なファンが集った。
久永さんは、顔見知りがそろっただけに、リラックスした表情。近況や奄美の情報交換などがされ、客席が温まったところで「奄美のさすらい千鳥」を歌って、ライブがスタートした。
間に新民謡を交えながら、アルバム「るりかけす」に収められている楽曲「島めらべ」「朝花」などを熱唱。休憩を挟んで「やいま～奄美バージョン」「ルリカケス」を歌い上げた。その後、おなじみの「スラヨイ黒糖」を披露すると、店内には、踊りと笑顔の輪が広がっていった。今回のアルバムは、久永さんが「どうしても歌いたい曲をカバーしたい」との熱い思いを基に、オリジナルを含めた９曲とカラオケ３曲によって作られたもの。
久永さんは「念願のアルバムを亡き父の誕生日に出せたことは、本当にうれしい」とライブを振り返り「どの曲も久永さとみの歌として、改めて聴いて応援してほしい」と目を輝かせていた。墨田区から参加した70代の男性は、「今日は最高でしたね。これからももちろん、応援しますよ」と笑顔だった。
アルバム「るりかけす」は税込み２５００円。問い合わせ先は、奄美レコード（０９０・２４９４・３２７５）まで。