奄美市子ども・子育て会議

第3期支援事業計画について協議する市子ども・子育て会議(提供写真)

第3期計画策定へ
25年4月スタート目指す

 奄美市は2日、2025年度からスタートする「第3期奄美市子ども・子育て支援事業計画」の策定について協議する「市子ども・子育て会議」の第1回会合を開いた。子育て支援に従事する事業者の代表や学識有識者、市民代表など委員15人に委嘱状を交付、新たな5か年計画の策定に向けたスケジュールなどを確認した。同会議では25年4月の計画スタートに向け、子育て世帯の支援ニーズの調査などを実施、計画への反映を図っていく。

 委員の任期は25年11月末までの2年間。会合では、市保健福祉部の永田孝一部長を委員長、名瀬地区保育連合会の加世田勇代表を副委員長に選任。子育て支援事業計画の概要説明や年明けに実施予定のニーズ調査の概要などについて報告があった。

 ニーズ調査は、計画策定のために必要となる情報・課題の抽出と子育て環境の実態把握などが目的。調査対象は、▽就学前児童全世帯約1800世帯▽小学1~3年の全世帯約1000世帯。より多くの意見が反映されるよう、保育施設や学校などの協力を得て行う予定で、オンラインでの回答も可能にする。来年1月に調査を開始、3月に開催予定の第2回会合で結果報告を行う。

 委員からはニーズ調査について、多くの意見を反映させるために回収率を上げる工夫や、育児などで忙しい保護者が協力しやすいような設問の設定を求める意見があった。

 同会議では、ニーズ調査の結果や第2期計画の評価などを基に、計画案を検討、25年3月までに計画策定を目指す。